乾燥は大敵、保湿をきちんとする
肌トラブルにはシミやしわ、ニキビ、たるみなど様々な症状がありますが、それらの全てにといってもいいほど大敵なのが乾燥です。
十分な水分を保っているからこそ、肌は潤いをたたえてイキイキした美しさを見せてくれるのです。
人間の体の6割は、水分で構成されているといいます。
食べるものがなくなっても一週間から十日ほどは生きられますが、水を摂取できなくなると数日間で生命が続かなくなるといわれるほどに脱水症状は危険なのです。
乾燥した肌は、紫外線などの外敵にも弱くなってしまいます。
肌がきれいな人が強い日差しを浴びても美肌を保っていられるのは、肌水分が十分に備わった強さを持っているため。
そもそも乾燥肌にはコラーゲンなどの肌を守る成分が欠けているため、外敵に攻撃されやすくなります。
肌の乾燥を防ぐには、水分を補ってあげることが必要。
そのために有効な対策の1つが、顔や体に塗るクリームです。
全身でつながっている皮膚
人の体は、一枚の皮膚でつながっています。
顔と腹部の皮膚は、別物のようでいて全身がつながっているのです。
ただ、顔のように常に露出されている肌は、外敵の刺激を受けやすくなります。
そのため、顔のお手入れを入念にする女性が多いはずですが、ボディは放っておいてもいいのでしょうか。
普段は衣服で覆っているボディ部分も、刺激を受けないわけではありません。
衣服がこすれて刺激になったり、肌を露出する機会もあるでしょう。
また、顔の肌の乾燥から他の部分の水分が奪われてしまうこともあります。
全身の肌の潤いを保つことは、顔の乾燥を防ぐことにもつながります。
見える部分にだけ潤いを与えるのでなく、見えない部分のケアもすることでより美しさを磨いていけるでしょう。
おすすめしたいのは、ボディの乾燥を防ぐためのお手入れ。
お風呂上りにはお湯を浴びたことで肌が乾いてきますから、すかさずボディクリームを塗りましょう。
睡眠中には各種ホルモンが分泌されやすくなり、肌細胞も活性化されます。
寝る前にはボディクリームで十分に保湿しておくと、より効果的に美しい素肌を目指すことができます。
睡眠中の汗
寝ている間には、誰でもコップ一杯ほどの汗をかくといいます。
汗っかきな体質の方は、それ以上の汗をかくこともあるでしょう。
つまり、睡眠中は肌が乾燥しやすい時間帯ともいえます。
暖かい布団にくるまることで、肌が熱を帯びて乾燥を高めてしまう可能性もあります。
このような現象を防ぐためにも、寝る前のボディクリームは習慣にしておきたいところ。
ただ寝ているだけなのに、肌が水分を補ってきれいになってくれるなら、これほど楽な美肌対策はないでしょう。