恋愛

現代における恋愛

昔と今の違い

身分の高い人が和歌を詠んで暮らしていた時代には、恋愛や結婚の相手を自分で好きに選ぶ余地はほとんどありませんでした。
それは何百年も前の大昔の話、と思うかもしれませんが、実は今高齢を迎えている世代には恋愛や結婚など自由にできなかったという人が少なくありません。
今の若い人を見たら、好きに恋愛も結婚もできるのに、草食系で恋愛に消極的というのがもったいなく映っていることでしょう。

しかし、現代の若い独身者にとっても、恋愛や結婚が自由自在に簡単にできるわけではありません。
というのも、現代の若い人は早くから情報にあふれた時代の中で生きてきたことで、難題を抱えすぎているためです。

ストレスが多くて、思うように対人関係を育めないといった人もたくさんいます。
仕事や家族関係で傷つき、新しく知り合った人とどうつきあったらいいのかとまどっている人も多いのです。

ただ、人と人が出会って心を分かち合い、共同生活をしていくのは大事なことです。
学ぶことも多く、現実的な意味でも役立つことが多いもの。

恋愛相手を探そうと躍起になっていると理想ばかりを追ってしまいがちになることもありますが、周囲にいる人となるべく和解してつきあうようにすると、その中から恋愛相手が見つかったり紹介されることもあるでしょう。
そういう意味では、自由な発想で恋愛しやすいのが、現代のメリットです。

恋愛の価値観

恋愛の価値観は、人によってそれぞれ異なります。
恋愛を必ず結婚に結び付けて考える人、恋愛は結婚する前の遊びだと考える人、たくさんの人と恋愛して最高の結婚相手を見つけたい人、いろいろな考えの人がいて当然です。

ただし、この価値観が男女で異なっていると、どちらかに無理が生じてきます。
そのため、長続きしない関係になってしまうこともしばしば。

中には全く異なった価値観を持っていて面白いと続いているカップルもいますが、そんなケースは稀です。
やはり、同じ価値観を持った同士が尊重し合うことで、恋愛関係は長続きしやすいのです。

逆に考えると、恋愛関係を長続きさせたい相手がいる場合は、相手と自分の価値観を見極めてみるのがいいといえます。
どんなに好きでも、価値観の違いは決定的な亀裂を生んでしまいかねません。
自分が我慢できるとしても、相手にとってはそれが負担になることもあります。

たまらなく好きで夢中になった相手でも、別れがきて冷静に考えてみると別れてよかったということがあります。
それこそ、価値観の違いを理解して相性が悪かったと認識できるときです。

結婚につながる恋愛

結婚では、ただ好きだから一緒になって上手くいくとは限らないこともあります。
お互いに家族や親戚がいれば、身内に関係することでもあるためです。

子供ができれば何とかやりくりして子供を育てなければなりませんし、そのとき夫婦の価値観が違うことがわかって離婚になることもあります。
恋愛を結婚につなげたいと思う人は多いでしょうが、結婚にはある程度の条件を設けてお相手探しをすることも大切です。

あなたを幸せにすると約束してくれる人、お互いに苦労があっても一緒に乗り越えていける人であることが重要で、だからこそ結婚式では宣誓をするのです。
今、結婚式には従来から人気のあった洋風の婚礼をしのぐほどの和婚の人気が出ています。
おつきあいしている男性が、もしもあなたと結婚することになったらどんな誓いをしてくれるか、それを考えてみるとこの人と結婚してもいいかが想像しやすいでしょう。